活動報告

いつからでも、ゼロからでも何者にもなれる ~やりたい事はその時の自分が教えてくれる。点はいつか道になる~

みなさんこんにちは。
事務局@吉原です。

2022年の最初となります、第7回「100人から学べる1000人と出会える」オンラインセミナー。
今回のゲストスピーカーは、広告マーケティングの会社を運営しながらも、大好きなアロマと健康を仕事にするべく学びの真っ最中という、大須賀ともみ氏。

学歴も何もない元キャバ嬢シングルマザーが独学でITを学び、現在に至るまでのストーリーをご本人に語っていただきました。

大須賀ともみさん FaceBook

はじめてのキャリアは水商売

18歳で高校を卒業するまで、特に大きな波はなく平凡な毎日を過ごしてたという大須賀氏。
大学受験の失敗が初めての挫折でした。
そしてそれが起因し、鬱病を発症。

専門学校に進路変更するものの症状は改善せず、中退を余儀なくされます。

家からも出られず人とも会えない…。
都内での生活に疲れ、畑のある祖母の家での生活を始めました。

そんな日々の中で、高校を卒業してから今日まで、お金を無駄にしてしまったと思うようになったのだそう。

「何とかお金を稼がなくては」

その一心で選んだ仕事は水商売。キャバクラでの仕事を始めます。

この仕事がとても自分に合っていたという大須賀氏。
気付けば病気も治り、この世界で生きていく決意をします。

毎日新しい人と出会い、たくさんの話をする事。
自分の内面も外見も磨いていかないとお客様を獲得できない事。
つまり、自分が成長しなければいけないことに魅力を感じていたと分析されていました。

結婚・出産、そして離婚

早く家庭を持ちたいとの思いがあり、21歳で結婚し、一児の母となります。

ですが、思描いた結婚生活とは程遠く、想像を絶する日々。
仕事が忙しく、ほぼ家にいない旦那さん。
何か仕事を…と思っても、待機児童が多く保育園に預けることもできず。
ストレスが溜まる毎日。
関係性は悪化していくばかりでした。

そして、24歳で離婚を決意。
1歳の息子と二人での生活が始まります。

仕事をする意味

当時は時短勤務やリモートワークは少なく、学歴も職歴もない履歴書で不採用は20社以上。
なかなか仕事が決まりませんでした。

息子との生活を第一に考え、パートの仕事を始めたものの、
2年ほど経った頃…適応障害に。退職に追い込まれてしまいました。

いつまでも変わらない給料(お金)、希望の休みが取れない(時間)、自分の将来に繋がらない(キャリア、感情、社会貢献)。

どれも満たされなかったことが原因でした。

新しいキャリアへの一歩

このままでは生活ができない!と大須賀氏が次に選んだ道はIT業界でした。

全くの未経験で正社員採用する会社はなく、派遣からキャリアをスタートさせ、
結果、6年で3回の転職4社での経験をし、転職のたびに100万円年収UPを実現します。

ではどのようにキャリアを築いていったのでしょうか。
転職の都度、大切にしていたポイントを教えて下さいました。

元々、多少の興味はあったもののやりたい仕事がIT業界だったわけではない大須賀氏。
ですがキャリアアップするために、その環境で自分の情熱を注げることに取り組み続けます。

お客様の課題をいかに早く解決できるか。
仕組化効率化を図る事。
エンジニアの困っている事を解決したい。

結果、評価に繋がり、また自分が次にやりたい事が見えてきたのだと分析されています。

困っていることを解決するためには、エンジニアの気持ちを知れば視野が広がるのではないか。
そうして次は未経験のエンジニアを育てる会社の求人を探す。

エンジニアを経験し、何が自分に合っているのか、今やってみたい事は何か。
それに気づいたらそれが叶う会社の求人を探す。

そうして転職を繰り返し、キャリアを築くと同時に、自分の情熱×強み×市場の分析を続けました。
毎回、簡単には採用されませんでしたが、諦めず転職活動をする。
ここにも大須賀氏の情熱が感じられます。

そうしてキャリアを築いていく中で、定年後も働きたいとの思いに気が付きます。

これからの人生と起業

次にやりたい事は何か…ますは副業を始めることを決めました。
たくさんの人に話を聞き、起業塾と出会います。

そこで気になる事業を経験してみますが、熱を感じられない。
起業塾で出会ったビジネスメンターに相談し、WEBマーケティングを勧められます。

それが楽しく自分に合っていると感じた大須賀氏はIT業界同様に、独学で学びを続けました。

結果、WEBマーケティングの仕事で起業。2年目を迎えておられます。

IT業界への1歩を踏み出してから順風満帆に思えるキャリアですが、自分が何をしたいのかわからなくなったことが何度もあったと言います。

そんな時、考えるようになったのが「自分のミッション」
今の自分ができる事、今の自分が情熱を持てる事。
その都度、分析されたそうです。

「やりたい事がわからない」という方が多い、自分もそうだったと言う大須賀氏。
大切なのは、習い事でもなんでもいいのでとにかく行動してみること。

やってみたいなと思っていた事を、少しやってみると「何か違う」と思う事もあったそうで、それを繰り返すことで見えてくる事があるのではないか。

目的地がわかならくても仮で決めてまずは動いてみる。違っていたら戻ればいい。
やりたい事はその時の自分が教えてくれるよ。そう締めくくられました。

自己分析

今日のお話のポイントになっている「自己分析」
その時の自分の声に耳を傾けキャリアを築いてこられた大須賀氏はどのように自己分析してきたのでしょうか。

  • 1日10善
  • ストレングスファインダー
  • ウェルスダイナミクス
  • 占い、スピリチュアルも参考に
  • 自己分析を習慣にする(毎日日記にコメントを書く)
  • 子供のころから好きだったこと
  • 仕事の中で好きだったこと、ワクワクしたことを書く

1日1善はよく聞きますよね?
それを1日10善やってみる。という事だそうです。笑顔で挨拶でも家事でもなんでもOK。

ここで大切なのは「なぜそれをやるのか」という意図を明確にすること。
食事を作ることも誰かのためになっているので一善です。
では、なぜ?何のために?を考える。

これを続ける事で、重なるキーワードが見つかる。それが自分の大切にしていることであり、これからのヒントになる。

こうしてキャリアを築いた大須賀氏の今後のテーマは

貢献挑戦

社会課題の解決に取り組み、可能性を広げ変化を起こしていくための挑戦をしていく。

水商売からスタートしたキャリアはIT業界を経て、WEBマーケテイングに出会い、アロマと健康をテーマに健康被害を減らし、自然と調和する世の中を作るという挑戦にたどり着きました。

一見、関係ないように見えますが、全て大須賀さんご本人の内なる声が自己分析によって現れた結果ではないでしょうか。

受講者皆さんの声とQ&A

ここからは恒例のブレイクアウトルームです。

どんな言葉が刺さったでしょうか?
仕事をする上で大切にしていることはどんなことでしょうか?

感想をシェアしてみました。

  • 行動力がある、決断が早い
  • 自己分析が自然と習慣になっていることがすごい
  • 先のことを考えて不安になる事も多いが勇気をもらえた
  • 時代に合っている
  • 分析力がとにかくすごい!

大須賀氏に聞いてみよう!

Q.壁にぶちあたった時はどうしましたか?
A.精神が不安定になるほど落ちる時がありました。そんな時はなぜ?どうしたい?をとことん追求します。考えても見つからない時もあるけど、本を読んだり誰かに合って話をすると気づきが見つかります。

Q.これまでの仕事の共通点は?
A.自分を磨いていく。内面や技術を磨いていくことが魅力だったこと。

まとめ

いかがでしたか?

最初からやりたい事がみつからなくても、目指すゴールが曖昧でも、その時その時の自分が教えてくれるポイントは、振り返れば道となりこれからのキャリアへ導いてくれる。そんな事を教わり、焦らなくても大丈夫だと安心できた気がします。

最後に、次回のゲストスピーカをご紹介します。

アプリ開発エンジニアで長野県伊那市在住、宮城県出身の見上 徹氏。
就職のため上京。富士通の子会社で基地局の開発に携わる。IT技術を教育分野で活用するソフトウェア開発事業を手掛ける会社に転職。
常に自分の好きなことを心に留め、就職・転職・移住など、人生の大きな転機はやりたいことを軸に決断。

物事を捉える際のポイント、仕事や生活の楽しみ方など。あなたの考えが広がるきっかけが満載です。
是非、ご参加ください。