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部分最適でなく、全体最適を意識し、行動することで 結果がついてくる! 自分らしいキャリアを作るために大切なこととは…

みなさんこんにちは。
事務局@吉原です。

第10回「100人から学べる1000人と出会える」オンラインセミナーは、EOS JAPANファウンダーでもあり、合同会社オプティ(Opty.G.K.)代表の久能 克也氏をお迎えしました。

久能氏は横浜市旭区出身。大学で中国語を学び、卒業後は人材派遣会社に就職するも、3年半で退職し単身上海へ。
現地で人材事業や貿易業を起業し小さな成功と大きな失敗を経験。
そこで出会った経営メソッド:EOSに感銘を受け、そのメソッドを日本に広めるべく帰国し起業。
EOSを活用した企業支援を行っています。

全体最適で物事を進めることを意識し、これ!とハマったら没頭し、仕事の成果を出し続けています。
起業家を支援する起業家になるまで、どのようなキャリアを築いてこられたのか。
久能氏にとって、ハマるとは何なのか。

お話を伺ってみました。

私は裏表のある人間です

いきなり、インパクトのある言葉で語りはじめた久能氏。
起業家を支援する起業家のように、キラキラした一面だけではないと笑います。

幼少期からどのように過ごして来られたのでしょうか。

ひょうきんな幼少期。人気者の要素を備え、4年生でモテキを経験。小中学校での成績はいつもトップ。
ところが、高校生になった途端、成績は普通に…。入学前の春休みからハマれると感じていたギターを始め、思ってた通りバンド活動にハマります。ご飯を食べる以外はずっとギター。抱えたまま寝落ちすることも良くありました。

そんなにハマっていたバンド活動も高3の学園祭を最後にきっぱり終了。
浪人したくないとの思いから、受験対策に集中します。
ここで、なんと受験勉強にハマるのです。理由は和田秀樹氏の著書。受験は戦略という考え方にハマり今の成績でも志望校に入れるかも!とその戦略を実践。無事に国立大に入学します。

がむしゃらにやるだけでなく、正しい方向性で努力しようという教えは今でも久能氏の中に生きているようです。

これからは中国がくる。という話からなんとなく外国大に入学するも、ハマりたかった中国語にハマれず、バンド活動を再開するも高校のころのようにはハマれず…。なんとなく過ごす毎日。

3年生になっても、絶対就職したくない!と思い就活せず大学院へ行くことを決めます。ところが、そこで楽しく過ごす自分が想像できず、自分を騙すこともできず、進路が決まらないまま留年することに…。

1年遅れで就活を始めたものの、友人の話を聞いても有名企業にも興味が持てず、唯一興味をもてた人材・教育関連に絞り、就職。

人材派遣の営業として社会人をスタートします。
厳しい研修期間で同期が退職していく中、根性論とロジカルを融合した社長の営業戦略に感銘し、営業活動に邁進。
マネージャーに昇進するも社内でロールモデルが見つからず、悩んだ末に3年半で退職を決意。

久能氏の会社員としてのキャリアはここで終わりを迎えます。

この時の会社の上司:中野三四郎氏。培った営業ノウハウや仕組みによる営業組織づくりを武器に企業。著書に「営業は仕組みで9割決まる」

そして留学

人生に疲れ、最終的に何をしたらいいのかもわからず、休憩のつもりで上海へ。
学びが中途半端だった中国語に再挑戦し、帰国後の再就職にも活かせるのではと、軽い気持ちで中国を、とはいえビジネスには興味があったので北京より上海を選択しました。

ところが、現地で中国語を学ぶもハマれず、大学生の頃と同じような日々を過ごすことに。

知人の紹介で語学学校の営業をやってみたものの、半年で見切りをつけ終了。
何かできないかと、語学学校の社長が持っていた人材事業の免許を借り、情報収集していた話を基に、日本語ができるITエンジニアの派遣を始めます。
これはいけると全力を注ぎ、3ヵ月で売上を上げる事ができました。
これが初めての起業となったのです。
・・・が。リーマンショックであえなく撃沈。売上は0に。

その時、同時に仲間と一緒に立ち上げていたのが貿易事業。中国で作り日本で売る。
人材が低迷していた時、大口の注文が入ります。当時流行していたウイルス対策のマスクです。
日本国内で供給が不足していたマスク。9割が中国産のため工場はフル稼働。そこで、生産してくれる工場を探し輸出する契約を結びます。

先に振り込んでもらった資金を基に工場を探すことに。
輸出ができなければ資金の返金はおろか、違約金も発生してしまう状況に、死に物狂いで工場を探しました。
やっと見つけた工場で生産を始め、納品までこぎつけます。

ところが、納品先のお客様からお怒りの電話が。すぐに帰国し向かってみると…そこにはコンテナ3本分の不良品段ボールの山が。
結果、多額の借金を背負うことに。

こうして失敗も経験しながら、2年かけて何とか完済。
中国人パートナーと起業したEC支援の会社も軌道に乗りました。
10人ほどだったスタッフは、倍以上に。日本国内の有名企業との取引やメディア出演など150社と取引する企業に成長しました。

そこで終わらないのが久能氏。
EC支援会社の株式を売却し、14年ぶりに帰国。

EOS JAPANを設立します。

EC支援会社の低迷期に出会ったEOCというメソッドに感銘を受け、アメリカから普及活動のため来日していたカール氏と数年かけて準備をし、2020年に設立。
現在に至ります。

ハマるとは

波乱万丈な久能氏のキャリアですが、大事だなと思う事を教えてくださいました。
それは、
「出会い」と「没頭(ハマる)」

全てのスタートは出会い。一人でやろうとしている人と出会い、自分の得意な事を一緒にやる。そしてそれに没頭=ハマれたことが原動力になっています。

では、ハマるとは何でしょう?何が大事なのでしょうか?

  1. 自分が望んでいることは何か?は相当慎重に考えよう
  2. 知り得ることと知り得ないことは峻別しよう
  3. たいていのことはリカバリー可能なので、ゆったり構えよう

まわりの価値観を無理に内面化してしまうことがないように。しっかり考え、そして試してみないとわからない!
ハマれると思っていたのに、やってみるとハマれないなんてことも良くあります。

よく考えようとは言っても、考えてもわからないこともたくさんあります。そこを峻別することが大切。
調べたらわかることは調べて、わからないことは試してみる。そこで増えた情報量でまた判断することが大事ではないかと思います。

そしてたいていの事はなんとかなります!

今ハマっていること

今とてもハマっているEOSメソッド。

どこかだけが最適な状況でも、全体が最適でないと更によい結果は生まれない。
経営>事業>営業 という仕組の中で、どれだけ営業を頑張ってみても、良いと思う提案をしてみても意思決定は別のところで行われることに、悔しくもあり意思決定に関わりたいと思うようになったと言います。

そんな久能氏の原動力は…

  1. まだ、流行っていないを流行らせたい
  2. 部分最適よりも全体最適
  3. 参謀役に徹することができる

今ハマっていることは、今の事業です。と、仰る久能氏。
とても素敵な事ですよね。
気になる方はこちら : EOS JAPAN

受講者皆さんの声とQ&A

皆さんは、物事を決めるとき、どのように行動しますか?「まず、考える」「まず、行動する」の比率はどうですか?
ご自身はどうありたいと思いますか?
受講者の皆さんと感想をシェアしてみました。

  • 多面的な物事の捉え方ができる事がすごい
  • 先を読む力がすごい
  • 行動力もありながら理論的
  • 考えるより行動したいけど、なかなかできない
  • 考えてもわからないので、まず行動する

久能氏に聞いてみよう!

Q.メンタルが落ち込んだ時はどのように乗り越えましたか?
A.多額の借金の時は、さすがにボロボロでした。でも仕方ないので、まず思いつく限りの最悪の事態を考え、その事態が起こり得るのかを徹底的に調べました。そしてその最悪の事態は起こらないという裏付けがあるので、何とかなると思えるようになります。悩む前に徹底的に調べます。

Q.チャレンジの原動力、行動力の源は?
A.没頭できるものがないとつまらないので、それを探していました。没頭しているときが幸せです。休みの日も、どこかで何かしら考えているくらいが楽しいです。でもあまり行動力はないほうです。考えに考え抜いて「もうこれしかない。他に楽しそうで楽な事ないかな」と思っても、もうこれしかないので、いやいや行動に移しています(笑)

まとめ

いかがでしたか?
いつも何かにハマっている久能氏。とても楽しそうにハマっている話をされている姿が印象的でした。
どんなことでも、ハマっているときは楽しい。これは皆さん同じではないでしょうか。

あなたにも、私にも、きっとあるはずです。

最後に、次回のゲストスピーカをご紹介します。

岡田 晃(おかだ あきら)氏
キャリアコンサルタント・産業カウンセラー

駒澤大学法学部政治学科を卒業後、㈱大沢商会に入社。のちにグルマンジャパン㈱へ出向・転籍し、10年間営業職として勤務。
ユングの心理学に興味があったことがきっかけで放送大学に編入。卒業後も学びを継続しつつ、NPOで若年者の就労支援に携わる。
2013年からはハローワークで長期療養者の就労支援に従事し、同時に聖路加国際病院で、がん患者の就労支援に携わる。
また、松本大学・関東学院大学で、学生の支援も並行して行っている。

是非、ご参加ください!